地球温暖化による異常気象や環境問題が多く発生し、防ぐためには、その原因である二酸化炭素などの室温効果ガスの排出量を抑えることが急務となっています。地球温暖化の原因やメカニズム(仕組み)、解決するための対策などについて説明しています。
現在、地球温暖化により、異常気象や環境問題が多く発生しています。その地球温暖化の原因やメカニズム(仕組み)、解決するための対策などについて説明しています。
現状のままいけば、地球の平均気温は、20世紀末から2100年までの間に、1.1〜6.4度上昇すると予測されています。地球の平均気温を、2100年までの間に、2度未満の上昇に抑えるためには、2050年までに二酸化炭素の総排出量を現在の15〜50%の減らす必要があるとされています
地球温暖化とは、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が高まり、地球の気温が上昇して地球環境に深刻な影響を与えることです。温室効果ガスとは、地球を温室のように包んで動植物にとって住み良い温度に保っている気体で、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などのことです。近年、これらの排出量が増え濃度が高まったことにより、地球温暖化が進み環境問題となっています。
地球温暖化の主な原因は、ヨーロッパで18世紀後半から始まった産業革命以来、石炭や石油を利用して人間の活動を飛躍的に拡大した結果、温室効果ガスといわれる地球の温暖化を促進する二酸化炭素などが大量に増加したためです。地球の気温は、太陽からのエネルギーの入射と地球からのエネルギーの放射のバランスによって決定されているのですが、現在、温室効果ガスが増加したために地表からの放射熱を吸収する量が増えるというメカニズムにより、地球全体が温暖化しているのです。
地球温暖化は、単に気温が上昇するだけでなく、異常な高温や豪雨、干ばつ、大きな台風の増加など気候に大きな影響を与えます。また、海面が上昇したり、砂漠化が進んだりという影響もあります。2007年に公表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告書によると、20世紀末に比べて2度以上気温が上昇すると、地球全体で沿岸地域における洪水被害、水不足、食糧生産の低下などの被害が出てくると述べられています。
地球温暖化を解決するためには、温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスを取らなければなりません。世界の平均気温の上昇のほとんどは、人類の活動で排出された温室効果ガスの増加で起こっていると言われています。今のままの現状では、二酸化炭素などの温室効果ガスは、年々増加して地球温暖化は、ますます進んでしまいます。地球温暖化による地球への悪影響を阻止するために、世界中で様々な対策が現在取られています。そのひとつが1992年の地球サミットで締結された気候変動枠組み条約で、目的は、温室効果ガスの濃度を気候系に危険な影響を与えない水準で安定させることでした。この条約に実行力をもたせ、2000年以降の具体的目標を定めるために1997年に京都議定書が締結されました。